小説or映画の違い ~ メディアミックスが難しいワケ

Animation creator アニメ制作企業

メディアミックスの導入

メディアミックスとは、

1つのコンテンツを

複数のメディアで展開すること。

例えば、マンガが原作のアニメや、

小説が元の映画などがこれに当たります。

最近の調査によると、若年層多くが

マンガやアニメから映画や小説に

興味を持つことがわかりました。

だが、全てのメディアミックス

成功するわけではないのです。

下手したら作品のブランドを下げ、

炎上してしまうリスクもあります。

なぜなのか?

YukiMori

次に見てみましょう

小説・映画の引き出し方

まず調べて分かったのが媒体ごとに違うこと

例えば小説はテキストを通じて、

読者の想像力を最大限に刺激します。

よく冒頭に描かれている複雑な描写を文字だけ

で伝えることは分量に表れています。

しかし分量にも限りがあり適切に取捨選択し

適切なページ数に抑えなければなりません。

一方、映画は視覚的表現が強く、

情報の伝達も映像や音楽を通じて行われます。

以前、学生団体の映画制作に携わっていたのでこの点は共感できます。

逆に言えば言語化させる取り組み

が必要なのです。

この大きな違いがメディアミックスの難しさの一因なのです。

たとえば、小説の内部モノローグは映画では俳優の演技や映像での表現が求められます。

しかし放映の都合上もあり、さらにレベルが

約2段階ほどアップするでしょう。

そこが課題であるとも言えます。

YukiMori

メディアミックスって難しい

時間的な制約

小説はページ数や文字数に制約がある一方、

映画は上映時間という制約がある。

たとえば、小説で500ページ以上にわたる

エピソードも、映画では2時間以内にまとめる必要があります。

もちろん前後編にするとかと言った工夫も

ありますが、現場と原作者、スポンサーの衝突はアニメ制作に携わった方にお話を聞いた限りはなかなか難しいとも言っていました。

woman wearing teal dress sitting on chair talking to man
Photo by Jopwell on Pexels.com

このため、原作の一部がカットされたり、

変更されたりすることが多い。

最悪の場合、役者の不祥事によっては放映延期

といった損失も起こってしまいます。

これがもはや賠償金レベルの話です。

そしてこの改変こそが従来のファンを逃す

リスクがあります。

もちろん良い部分に働く場合もあるので、

見分けることはなかなか難しいですが、

現場と管理職の対立が反映されないよう

工夫することが課題かもしれません。

ファンの期待とのギャップ

ではそもそもファンはメディアミックス化に

期待しているのでしょうか?

と思いますが、ネットの反応を見るだけだと

反対意見も多く、実写自体に期待していない声もあります。

なぜなら原作のファンは、

その世界観やキャラクター

強い愛着を持っている。

映画やアニメ化する際の変更は、

ファンの期待とのギャップ

生む可能性が高い。

その乖離を制御できないことが

メディアミックスの課題でしょう。

しかし利益拡大にはメディアミックスは

必要な戦略であるとも言えるのです。

メディアミックスの成功の鍵

  • 原作への理解
  • 媒体に合わせた変更
  • 現場と管理職お互いの理解

メディアミックスを成功させるには、

原作のエッセンスを理解し、

適切に映像化することが重要。

また、ファンの期待を尊重しつつ、

新しいメディアの特性を生かす

アプローチが求められる。

さらに現場の理解の3点だと一人のファンとして

唱えていきたい。

例えば原作の骨格は崩さずに

表現方法に加えていく。またキャストも

原作者本人の意向を優先しつつ

ステークホルダーとの意思疎通を取るなど

といった取り組みが必要でしょう。

そうしていき、現場のクリエイターの賃上げの

財源にしていくことを強く望みます。

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